本年度概要

三田青年会議所は創立以来、「明るい豊かな社会」を目指し、行政、各関係諸 団体、地域の人々と連携しながら、様々な事業を行ってきました。
これから先 もまちにとって必要とされるまちづくり団体でなければならず、時代に合わせ て三田青年会議所だから出来る活動・運動を展開していく必要があります。
そ のためにも、我々現役メンバーは、これまでの歴史を改めて振り返ることで刻 まれてきた伝統を受け継ぎ、熱い情熱を持って次の世代へとつなぐ事業を展開 し三田の明るい豊かな社会の実現へ向けて進んでいかなくてはなりません。
ま た、この歴史は様々な方々のご支援・ご協力があって刻まれてきたものであり 、そのことに感謝を忘れずに、未来に向けて進んでいく必要があります。
周年実行委員会では記念式典、記念事業、記念冊子を3つの軸として活動して いきます。
55周年記念式典では、先輩各氏をはじめ、関係者の方々に対し、三田青年 会議所の活動・運動に対するご支援、ご協力に心から感謝を示すとともに、現 役メンバーの感性を活かしながら、華々しくそして格調を重んじた式典をメン バーが一丸となって執り行って参ります。
55周年記念事業では、三田に対して我々が住み暮らせていることへ感謝を 示すとともに、このまちの未来の担い手である子どもたちをはじめとする様々 な人々に「まちの魅力」を感じていただきます。
それにより、三田に対する「 愛情」や「誇り」を育み、将来に亘ってこのまちに住みたいという思いを抱く ことや、地域の未来を考える動機付けとなる事業にして参ります。
55周年記念冊子では、これまでの先輩各氏の活動に敬意を示すとともに、本 年の記念式典や記念事業などを始めとした活動の様子を発信する冊子を発行い たします。
最後に、この記念すべき節目の年に55周年特別委員会の委員長という大役 を頂き、その名誉と責任の大きさを実感しております。
委員長として、メンバ ーと共に成長しながら、次の60周年への第一歩を踏み出し、三田の明るい豊 かな社会の実現に寄与するべく行動して参ります。
一年間どうぞ宜しくお願い 致します。

我々が今後も持続可能な団体であり続けるた めに、新しい世代を迎え入れるとともに現役メンバーのさらなる参画を通じて 、過去54年間に渡り築き上げられてきた先輩方の歴史や志を引き継いだ組織 の存続をしていかなくてはなりません。
さらに、存続させるだけではなく、青 年会議所がまちづくりに対する時代を牽引するために、今年度の卒業を迎える 前に新入会員の動員と現役メンバーの意識の変革を行う必要があります。
現在ともに活動しておりますメンバーの意思や運動と、今後入会される世代 の新しい価値観を取り入れ、より洗練された組織になるために2月例会では参 加者に対して学びと懇親を深める事が出来る例会を実施致します。
それにより 新しい世代とともに歩む道ができ、三田青年会議所の未来を作る礎となります。
そして、アカデミー研修においては歴の浅いメンバーの意見を取り入れ、会 員一人ひとりに魅力を感じられるような事業とJCについて学ぶ事業を行うこ とで、拡大の輪を広げ、より大きく団結力のある団体へと成長させて参ります。
55年目の今年は会員拡大目標13名を掲げます。
まず始めに、現在在籍す る我々たちが、なぜ会員拡大が必要なのかを再認識するところからスタートい たします。
また、今年は20代の若者や女性、新たな業種の方の拡大に特に力 を注ぎ、それらのメンバーの拡大を通じて現役メンバーや新入会員の方に対し 、新しい価値観との出会いの機会を創出していきます。
そして、その出会いか ら得ることのできる刺激を学びへと昇華させ、自己成長の場を創造し続けます。
一年間、誠心誠意努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

青年会議所としても例外ではなく、様々なツー ルを活用し、メンバーの生産性の向上や効率化の機運が高まっています。
その 一方で、情報伝達コストの低減により、利便性が向上したことで情報過多とな り、青年会議所における、まちづくり運動の発信も埋没してしまっています。
また、昨今のコロナ禍における組織活動の制限により、青年会議所が掲げる信 条や目的などの理解を深める機会が減少し、会議体としての意義や規則に対す る形骸化の傾向にあるが故に、財務審査の役割がこれまで以上に重要となって います。
我々三田青年会議所は55周年の佳節を迎え、新たなスタートを切る にあたり、現在の組織運営の在り方に変革と持続可能な組織運営の基盤を構築 する必要があります。
年間事業として、家族例会は、組織の要であるメンバーを支えるご家族に、 日頃の感謝をお伝えするとともに、青年会議所をより深く理解していただくた めの工夫を凝らし、情報発信を兼ねた事業を構築致します。
阪神7合同例会は 、より良い組織づくりができるように目的意識をもって、各LOMと情報交換 を行いつつ友情を醸成できるように行って参ります。
卒業例会においては、卒 業生が一生の思い出となる例会を行います。
基本職務に関して、総務は、ICTを活用した組織運営による効率化を図り 、青年会議所としての組織運営を円滑に致します。
また、広報として、市民の みならず行政や各種団体への継続的な情報発信はもちろんのこと、工夫を凝ら し、SNS等の情報発信ツールを精力的に活用し、活動の理解を深めていただ く一助に致します。
そして、財務審査としては、事業構築段階で各委員長と情 報共有や連携を取り、ルールに則った議案に対する厳格な審査を行いつつ、よ り良い事業が行われるようにバックアップを行います。
最後に、総務・広報・財務審査の3つの役割を全うし、三田青年会議所の持 続可能な組織の基盤を確立して参ります。
一年間、どうぞよろしくお願い申し 上げます。

コロナ禍を除くと、毎年増加傾向にあり、令和2年には三田市人口の 1%を超え ました。
人口減少・少子高齢化やそれに伴う労働力人口の減少、人 の国際間移動の活発化 などを背景に、政府も外国人との共生に向けた仕組みづ くりを推進しており、今後も社 会・経済の担い手として外国から人々が来日し 、多民族化が進んでいくことが予想されて います。
これに対し、市民がお互い の文化や価値観を認め合いながら、日本人市民・外国 人市民が安心して暮らし ていける「多文化共生のまちづくり」が求められています。
そのような社会的潮流の中で、市民のみなさまの国際・多文化共生意識の醸 成はまだま だこれからという状況であることが市の調査結果からわかっており ます。
そこで、今年 度、地域の未来創造委員会では、青年会議所が国際的な組 織であることを活かし、国際交 流を通じて国際・多文化共生意識の醸成促進起 点を創ることを目的に活動してまいりま す。
まずは、国際化推進組織と協力し、我々および市民のみなさまに国際・多文 化共生を学ぶ 機会を創出し、実際に国際交流を行います。
次に、国際・多文化 共生の理解をさらに深める 事業を構築します。
最後に、メンバー・外国人を含 む市民のみなさまの国際・多文化共生の 意識を持続可能にするための事業を構 築します。
これら取り組みが国際・多文化共生意識の 醸成促進起点となり、市 民のみなさまによる運動に波及していくことで「日本人市民・外国 人市民が安 心して暮らしていける三田」に近付きます。
結びに、三田のまちと三田青年会議所の発展のため、邁進して参ります。
ど うぞ宜しくお 願い申し上げます。

まち づくり団体である三田青年会議所の運動の主体はメンバー一人ひとりであり、 社会変化に合わせてメンバーも多様な価値観を養い、周りにもいい影響を与え るリーダーとして、まちづくりの課題に取り組む必要があります。
本委員会では、一人ひとりが責任感を持ち率先して行動できる人財に成長し 、さまざまな出会いや新しい発見を通して、柔軟な発想・多様な価値観を養う ことを目的と致します。
まず本年度、丹波青年会議所・丹波篠山青年会議所との合同例会を三田青年 会議所が主管する中で、他地域の輝いている同志との交流を通して、新たな発 想や価値観を得る例会を構築致します。
次に、メンバー一人ひとりが個性を発 揮することで魅力ある組織をつくる例会を行い、そして、青年会議所メンバー として求められる地域のリーダーとしての自覚と、資質を高め成長を促す例会 を構築致します。
メンバー一人ひとりが自分の良さを発見し、明るい豊かな社会の実現に向け 、革新的にまちづくりを考え、行動できる人財を育てて参ります。
一年間どう ぞ宜しくお願い致します。