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理事長あいさつ・所信

はじめに

百折不撓(ひゃくせつふとう)とは、何度失敗しても信念を曲げないことであり、挑戦することに恐れず立ち向かうことを意味します。私たち青年会議所こそ、百折不撓の精神を胸に抱きまちを変えていかなければなりません。
1968年10月に三田青年会議所は創立し、活動拠点である三田市に誇りをもち、明るい豊かな社会の実現に向けて日々の行動を選択してまいりました。
私たちが運動を絶やすことなく行えるのは、諸先輩方が紡いだ創始の精神、市民や行政からの信頼と実績があるからです。
その伝統を受け継ぎ、創始の精神に則り熱意と行動力をもって、まちを発展させるエネルギー源となる必要があります。
しかし、私たちが直面している現実は冷酷で、新型コロナウイルスは依然として私たちの生活に多大な影響を与え、世界規模で多くの分野に危機的状況を引き起こし、社会環境は大きく変わりつつ、不確実で正解のない時代にあります。
そのためにも私たち責任世代はビジョンを明確にし、まちの可能性を開拓し、地域の人たちも捲き込み、一丸となって行動していくことが必要です。
私たちが住むまちの課題となっている全国的にみても急激な市民の高齢化は、ニュータウン開発によりかつて10年連続人口増加率日本一を誇り発展してきた反動とも言えます。
若者が就学や就職、結婚などにより都市部へ転出するなど様々な原因が考えられます。
今後も就学や就職、結婚などにより若者の流出は避けられず、さらに市民の高齢化率が高いまちへ進むことが予測されますが、私たちは、この地域が活気あふれるまちづくりに取り組み、さんだの魅力に誰もが愛着と誇りをもって、「想いを胸に、語れるまちさんだ」を目指し運動を発進してまいります。

会員誰もが持続的な価値を感じられる組織へ

組織を存続させるために、会員の存在は欠かすことのできない資源です。
メンバーは意思を持ってまちづくり運動に尽力する必要があり、そのためには会員一人ひとりが熱い想いを胸に持つことが大切です。
青年会議所メンバーとして熱い想いをもつためには、まずは今一度原点に立ち返り、今何をすべきかを見極めることから行うべきです。私たちの言う原点とは、青年会議所の理念のことを意味します。
理念を理解することが価値観を再認識でき、会員の心が熱くなり、今後の活動の推進力へと繋がります。
そのうえで私たちは、地域社会の持続的発展を牽引するリーダーとして行動することができ、それが会員一人ひとりの自信に繋がり、自信はチャレンジへと繋がります。
そのチャレンジが、まちや青年会議所、ひいては社業の発展に結びつき、その熱い想いが持続可能な価値を感じられる組織へと進化することを確信しております。
組織においての理念を体得する機会は、人口減少社会への推移と人口構成の変化により、地域を担う若手が減少傾向にあり、青年会議所活動をする我々においても平均在籍年数の短期化に伴い減少しております。
しかし、私たち組織では、事業の企画から運営までの一連の流れを様々な仲間と切磋琢磨しながら構築することで、在籍年数の多少に関係なく自身の成長を促すことができます。
また、他青年会議所の会員と共に事業や運営に携わることで、三田青年会議所の活動だけでは得られない経験を積むことができ、自身の視野を広げることもできます。
また、VUCAな時代といわれる環境化の中、変化や困難に対して対応できる組織となるために、多角的な視点を取り入れる必要があります。
そのうえで、時代の先を見据える力をもち、様々なリーダーシップによって、地域に変化をもたらせていくことこそが、今私たちに課せられた使命であると考えます。
そこで、一人ひとりの強みである多様性、行動力、個性を生かし、社会の問題解決に前向きに挑戦し、自らの変革を恐れず、成果を生み出すことができるリーダーとなる人財の育成を、まちづくりを担う私たちには欠かすことができない課題として挑戦し続けなければなりません。

地域を豊かにするまちづくり

私たちの活動エリアの中心である三田市は、豊かな自然環境にも恵まれつつ、住み、働き、学び、憩い、そして交流することのできる都市として発展してきました。
しかし、新型コロナウイルスが蔓延したことにより、私たちの生活環境は大きな影響を受けました。
その中でも特に影響が大きいのは、地域の方々が交流する機会である催し事が中止になったことで、近隣住民がふれあう機会が減少しているということです。
まちを豊かにするには、人と人とのふれあいが必要と考え、「ひと・もの・こと」との出会いをきっかけに喜びを感じられるような場所創りが大切です。
私たち三田青年会議所がポストコロナの時代の新しいスタイルを取り入れたビジョンを大々的に掲げ、広く発信することでまち全体を巻き込み、青年会議所だからこそ実現できるまちづくりを、市民と一丸となって創る必要があります。
さらには、多くの人々が集まる公共空間が生まれることで、多様な方々とのコミュニケーションを深める場として、新たな価値が芽生え、まちの魅力へと成長し、地域を豊かにするまちづくりを行ってまいります。

まちの未来を牽引する人財の発掘

青年会議所活動を行っていくうえで絶対的に必要となるもの、それは多くの仲間です。
青年会議所活動の活性化の先には力強い運動展開が期待され、地域に気づきを与え、社会を動かすことができるのです。
そのためには、志を同じくする同志を集い、会員拡大をさらに加速させなければなりません。
まずは、メンバー一人ひとりが、この組織のことを心から好きになり誇りに思うことが不可欠です。
ただし、拡大は必ずしも一人で行うことができるものではありません。だからこそ仲間が存在しています。
多くの人と出会い地域を担う同志を迎え入れることが重要なのです。
また、女性会員の比率においても日本青年会議所平均では、8%と世界規模でみると大きく差があります。
現状の改善を図るうえで、組織の未来を切り拓くには多種多様な人財を受け入れることが必要です。
経営者だけが会員という考えは昔のものです。組織としてより柔軟で、誰もが参加しやすい多様性ある青年会議所に変革することで魅力的な組織へと運動を展開し発展してまいります。

未来を担う青少年の育成

未来のまちづくりを担う青少年が取り巻く環境は大きく変化し、グローバル化やICT化が進み、コミュニケーションの取り方や他者との交流の在り方が変わり、さらには人工知能によって社会の価値観も大きく変容しつつあります。
まずは、変化が激しい社会において直面する困難にも多角的な視点を取り入れ柔軟に対応する能力を育むことが必要です。
そのためには、たくさんの人たちと出会い関わる中において、達成感を感じてもらうことが心を育む機会となり、人と触れ合う体験活動が、自立心や協調性、他人を思いやる心を持つことができ、さらには、チャレンジ精神を育み挑戦することが、希望を自ら見いだせる青少年へと成長できるのだと考えます。私たちは、青少年が未来に向け、さんだへの愛着心を育む事業を展開してまいります。

誇りあるJCブランドの確立

私たちは、三田青年会議所が創立されてから53年間にわたり、多種多様な魅力のある情報を発信し続けてまいりました。
しかしICT化が進み、受け手側が情報を取捨選択できる現在、興味を持たない情報は発信しても瞬時に廃れていってしまいます。
情報過多な現在においても私たち三田青年会議所は運動の輪を広げ、市民から応援していただける組織であり続けなければなりません。
そのためには、市民が興味を持つ情報や手法をマーケティングし、効率的に三田青年会議所の運動を発信し、更なる認知度の向上と、共感の輪を広げることが重要と考えます。
さらには、自分たちの行動に誇りを持って行動することが、効果的な情報発信となり、諸先輩方から受け継いだ運動の本質を理解したうえで、行動を起こすことが大事です。
各種例会や事業などに誇りを持った行動を効率的に言語化し、発信することで認知度向上から伝播し、さらには共感の輪になることが、誇りあるJCブランドの確立となることを確信しております。
そして、このまちに一人でも多く私たちのファンを増やすことで持続可能な未来を描き、私たちは「想いを胸に、語れるまちさんだ」を創造してまいります。

おわりに

著しく変化する時代でも、私たちが失敗を恐れず行動することによってまちの未来は大きく変わります。
不確実性の高い時代だからこそ、価値ある明るい未来の理想を掲げ、先を見据えた確固たる信念をもって、一人ひとりが邁進し行動することが大切です。
理想を掲げそれを実現することは簡単ではありませんが、諸先輩方が積み重ねてこられた歴史を正しく理解し、時代に即した変化と共に行動し続けることこそが、私たちの地域や子供たちの未来には必要なのです。
一人ではできないことも、地域一丸となって、確固たる信念を持った行動が、まちを変えるのです。
その中にも大切なものがあり、家族や社員からの理解もその一つです。身近な人々の応援があってこそ私たちは時間を費やし、日々運動を展開することができます。
私たちの運動でまちを笑顔にするために、意識を変え、組織を変え、人の心を動かし、想いを胸に、語れるまちさんだの実現に向けて、より良い地域をみんなで考えワクワクする未来を、翌55周年に向け進んでまいります。